第64回国際数学オリンピック日本大会の開会式

華やかに開会式、それぞれの選手団が個性豊かに登壇しました

更新日:2023-07-07

 7月7日(金)午後、第64回国際数学オリンピック日本大会の開会式が千葉・幕張メッセで催されました。

 和太鼓グループ・荒川社中の力強いパフォーマンスでスタートし、永岡桂子文部科学大臣(IMO2023組織委員会名誉会長)、IMO委員会会長のグレゴール・ドリナーさん(スロベニア・リュブリャナ大学教授)、IMO2023組織委員会委員長の添田毅司さん(ジブラルタ生命保険株式会社代表取締役社長兼CEO)が挨拶しました。ドリナーさんの挨拶の最後には、日本代表選手の小出慶介さん(灘高等学校3年)が壇上に呼ばれ、出場選手を代表して正々堂々と取り組むことを英語で宣誓しました。

 続いて、ブラスバンド・東京ブラススタイルが登場。人気アニメの主題歌をアレンジした曲などの演奏で、会場は大いに盛り上がりました。


開会式で演奏する東京ブラススタイル

 

 開会式の山場である選手紹介では、各国・地域の選手が順に登壇しました。壇上では、選手団のマスコット人形をかかえたり、民族衣装を身にまとったり、それぞれの選手団の個性が発揮されました。

 たとえば、アルゼンチン選手団はサッカー選手のメッシがプリントされた人形を、フィンランド選手団はムーミンの人形を持って登場。また、ウクライナ選手団や、一人のみでの参加となったタンザニアの選手が登壇した際には、会場全体からいちだんと大きな拍手が沸き起こりました。最後の日本選手団は、全員浴衣で登場。開会式当日が七夕であることにちなんで、短冊を吊るした笹を手にしていました。


登壇するアルゼンチン選手団

 締めくくりにIMO2023実行委員会委員長である藤田岳彦・中央大学教授が挨拶し、2時間に及んだ開会式が終了しました。

 選手たちは8日からの2日間、3問ずつ問題を解く競技に取り組みます。


浴衣姿の日本代表選手たち


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